蔦屋で「けいらん」の話を伺った。

朝倉2号

2024年06月29日 11:30


 文亀2年(1502年)創業の老舗和菓子店、

 長崎県平戸市の平戸藩松浦家御用菓子司蔦屋へ。

 くろだ玄海堂に続きこちらでも、

 西九州に散見される菓子「けいらん」について伺いました。

 蔦屋では昔から伝わるお菓子として、

 公式サイトに「平戸けいらん」を掲載しているのです。


 以下、公式サイトより引用。

  平戸けいらん

  平戸では昔から慶弔時のお配り菓子であったけいらん。
  北海道産の小豆を使ったこしあんを佐賀県産のうるち米で包み、
  表面にもち米をまぶして蒸し上げた伝統菓子です。
  蔦屋特製のこしあんと素朴な米の味わいが上品な美味しさです。
  作る菓子屋も少なくなる中、
  蔦屋では伝統を重んじけいらん作りを継承し続けています。

 画像は蔦屋の公式サイトより
 
https://www.hirado-tsutaya.jp/

 以上、引用終わり。


 店員さんに「けいらん」について尋ねると、

 地元の方のようで、いろいろと教えてくれました。

 〇 昔はいろんなお菓子屋さんで販売していた。

 〇 蔦屋でも最近は作っていない。

 〇 法事の配り菓子に「けいらん」と

  大きな「ごぼうもち」が詰められていた。

 〇 団子は緑色だった。

 〇 ひらど新鮮市場で見かけたことがあるような気がする。

  彼岸の頃だったかもしれないけど。


 というわけで、いまはほとんど作られていませんが、

 以前はメジャーなお菓子だったことがわかりました。

 平戸に何軒かお菓子屋さんがあるので、

 以前はみんな作っていたということでしょうね。


 

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