2024年04月19日
廣松宝来堂にこしあんの千代香が登場。
2024年03月01日
松藤饅頭屋の千代川。
2024年03月01日
松藤饅頭屋の千代川をようやくゲット。
2024年02月29日
全国“中華まんじゅう”サミット開催のご提案。
来年、令和7年5月30日(金)~6月15日(日)、
北海道旭川市で第28回全国菓子大博覧会が開催されます。
最初に菓子博覧会が開催されたのは、
いまをさかのぼること113年前の明治44年とのことですから、
とんでもなく歴史のある博覧会ですね~。
※第28回全国菓子大博覧会
https://kashihaku-hokkaido.jp/
で、旭川大会実行委員会が発表した
開催方針のひとつにビビッと来ました。
「北海道開拓の歴史とともに育まれたお菓子を伝える」
これって、入植とともに伝わり、北海道全体に広がった和菓子、
いわゆる「中華まんじゅう」にぴったりじゃないですか~。
江戸時代に誕生した「中華まんじゅう」は、
小麦粉、砂糖、たまごの生地を丸く焼き、あんを包んだお菓子。
九州では長崎県の海沿いと福岡県南部、
あとは長野県、新潟県から青森県の
日本海沿いでも食べられています。
北海道に伝わったのは、恐らく明治時代。
新潟県からの移民が「法事に使う」という文化とともに
持ち込んだのではないかと睨んでいます。
最北端の中華まんじゅうは北海道稚内市のお菓子屋さん、
御菓子司小鹿の「中花まんじゅう」です。
国内最大の「中華まんじゅう」はたぶんこれ。
北海道石狩市はふじみや製菓の「中華まんじゅう特大」、
なんと617gもあるんです。
菓子処さかたや(新潟県長岡市)の「中皮」。
ちゅうか、ちゅうかわ、ちよか、ちよかわ、
表記や音が微妙にぶれるのが面白いでしょ。
長崎県平戸市、城下町にある菓子処津の上の「千代香」は、
平戸藩のお殿様が作らせたお菓子図鑑「百菓之図」の編笠饅頭と、
姿かたちが瓜二つなんです。
長崎県西海市、宇土製菓店の「千代香」。
学校の先生へのプレゼント仕様です。
最南端の中華まんじゅうは、
長崎県南島原市、山本喜久栄堂の千代香。
「調布」という和菓子に似た形をしています。
福岡県柳川市、御菓子司黒田屋菓子舗の「千代香」は、
ぐいっとひねりが入ってます。
中華まんじゅうの大きさ比較。
上3つは北海道、一番下は福岡県柳川市。
北海道の中華まんじゅうはでっかいのよ~w
中華饅頭の全国分布。
いびつな分布が面白いでしょw
ということでご提案
大博覧会会場内で
「全国“中華まんじゅう”サミット」
を開催するってのはいかがでしょう?
全国の和菓子屋さんが集まって
ご当地「中華まんじゅう」の自慢大会、
大学の先生による「中華まんじゅう」講座、
菓子職人による「中華まんじゅう」実演販売など、
「中華まんじゅう」にどっぷりひたれる
おもしろイベントにできるじゃないですか~。
開催までまだまだ15ヶ月あります。
実行委員会の皆さん、
ぜひ「全国“中華まんじゅう”サミット」を
よろしくお願いいたしますです~。